ルビの設定は、本来親文字のテキストごとに処理するものです。テキストを選択して文字パレットでルビのテキストを入力し、その属性を指定します。段落設定で行う[ルビの位置と間隔]は、段落全体に同じルビの配置方法を指定するものです。
[ルビの位置と間隔]では、ルビの[種類]と[揃え]、そして[位置]を指定します。また[親文字からのオフセット]も指定します。[種類]では
グループルビ
モノルビ
を選択します。「グループルビ」は複数の文字に対して付けられるルビです。「モノルビ」は1文字を対象とするルビです。
[揃え]では、テキストとルビの配置方法を指定します。ここでは
肩付き
中付き
右/下揃え
両端揃え
1-2-1(JIS)ルール
均等アキ
1ルビ文字アキ
が選択できます。「肩付き(左/上揃え)」「中付き(中揃え)」「右/下揃え」は、ルビをそのまま、指定する位置から流し込んでいきます。ルビ文字の間隔は調整されません。
「両端揃え」「1-2-1(JIS)ルール」「均等アキ」「1ルビ文字アキ」は、親文字の対してルビ文字の間隔を調整する方法です。これらは基本的に、「グループルビ」に対して適用します。
「両端揃え」では親文字の上と下いっぱいにルビ文字を広げて配置します。「1-2-1(JIS)ルール」では、親文字の上と下とルビ文字までのアキを「1」とすると、ルビ文字同士は「2」の割合で間隔をとります。「均等アキ」は親文字とルビ文字までのアキとルビ文字同士のアキは同じになります。「1ルビ文字アキ」では、ルビ文字同士の間を1文字分とし、上下(左右)は均等に割り振ります。
[位置]には「上/右」と「下/右」があります。これはルビのおかれている位置を指定します。通常は、横組みの場合は「上」、縦組みでは「右」になりますので、「上/右」を指定します。
[親文字からのオフセット]は、その名の通り、ルビ文字と親文字との間隔を指定するものです。デフォルトでは親文字の仮想ボディとルビ文字の仮想ボディは接しています。読みやすくするためには、[横組みの上下/縦組みの左右]でプラスの数値を入れて、親文字とルビ文字との距離をおく方がいいでしょう。
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